参考図書☆参考図書ADD / ADHD 関係の本の紹介です。 ただし、私が持っている本、読んだ本のみなので情報が偏っています(^^; 特に、子供のADHDについては専門外(?)なので、あまり読んでいません。 ![]() ●「めざせ!ポジティブADHD」 あーさ著/山下裕史朗・水間宗幸監修/書肆侃侃房 ギャグマンガでADHDの基礎知識を説明しているので、 初心者にもわかりやすく、改善策も載っているので当事者にもよい。 そして、タイトル通り「ポジティブ」なのがいいんだよね♪ 本当にオススメ! ![]() ●「『片づけられない人』の人生ガイド」 サリ・ソルデン著/ニキ・リンコ訳/WAVE出版 「理解の危機(対象:脳)」「アイデンティティの危機(対象:自分という人間)」 「成功の危機(対象:世界とのかかわりの中での自分)」という、 成人ADHDの進歩の三段階を紹介している。 自分がADHDだということがわかってからも、 何か上手くいかないなぁと感じている人には、参考になるかもしれない。 1冊目に読むのには不向きかな。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ●「落ち着きのない子どもたち」 石崎朝世編著/鈴木出版 初めに読んだADD関係の本は、専門外(笑)のはずの子供についてのもの。 しかも、読んだ当時自分にも関わりのある内容だなんて気づきもしなかった。 知的障害者施設に勤め始めた年、「多動」について調べることになった。 副題に「多動症候群」と書かれていたため買ったのがこの本。 まだADHDという言葉が一般的でない頃で、多動のないケースには触れられていない。 (だから、自分は関係ないと思ったのだが) 多動児向けの運動などがいろいろ紹介されている。 ●「片づけられない女たち」 サリ・ソルデン著/ニキ・リンコ訳/WAVE出版 私にとっては救世主の本。これを読んで自分はADDらしいと気づいた。 多動なしの女性についてを主に取り上げている。 私自身を理解してもらうには、やっぱりこの本が一番かな。 第9章の「人間関係をあきらめて」は、私がこれまで一番犠牲にしてきたこと。 世界のどこかにはわかってくれる人がいるんだと思ってホッとした。 ●「へんてこな贈り物」 エドワード・M・ハロウェル、ジョン・J・レイティー著 司馬理英子訳/インターメディカル 自分自身ADDの精神科医が書いた本。 大人、子供、様々なタイプの事例が載っている。 「夫婦」「家族」「教室」等様々な生活のこつが箇条書きで書かれており、役に立つかも。 ●「片づかない!見つからない!間に合わない!」 リン・ワイス著/ニキ・リンコ訳/WAVE出版 自分自身と子供がADDのカウンセラーが書いた本。 章ごとに、具体的な質問と対処法等の答えが書かれてある。 自己イメージを立て直す方法も載っている。(私は試してないけど・・・) ●「おとなのADHD」 ディヴィッド・サダーズM.D.&ジョセフ・カンデルM.D.著 海輪由香子訳/田中康雄監修&後書/VOICE タイトル通り、大人を対象にした本。 副題は「社会でじょうずに生きていくために」 手帳、留守電、アラーム等、身近な道具を役立てる方法が書かれているのがよい。 ただちょっと堅苦しくて、私にとっては読みやすい文章ではないなぁ。 ●「ADHDのすべて」 ラッセル・A・バークレー著/海輪由香子訳/山田寛監修/VOICE 子供のADHDの本だけど、内容が濃くいい本だと思う。 ただ、これも文章が堅苦しくしかも厚いので、実は全部読んでない・・・。 ●「手のつけられない子 それはADHDのせいだった」 メアリー・ファウラー著/沢木昇訳/扶桑社 ADHDの子供がいるお母さんが書いた本。 診断される前、診断後の悩み、苦労。ADHD児の親御さんなら共感できると思う。 もちろん対応法についても書かれている。 大人のADD向けではないので、私自身にはあまり活かされなかったけどね。 ●「『わかっているのにできない』脳 1」 ダニエル・エイメン著/ニキ・リンコ訳/花風社 副題「エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み」 ADDを6つのタイプに分けていることがポイント。 (典型的・不注意型・過集中型・側頭葉型・辺縁系型・「火の輪」型) あと、脳のSPECT画像を載せ、目で見てわかるようにしたのが画期的。 ADDは脳の働きの問題だと納得できない人にオススメ(笑) もちろん、それ以外の人にもね(^^) ●「『わかっているのにできない』脳 2」 ダニエル・エイメン著/ニキ・リンコ訳/花風社 副題「エイメン博士が教えてくれるタイプ別ADD対処法」 6種類のタイプ別に、合う薬、サプリメント、食餌等が書かれている。 その他に、家族関係、学校、コーチング、自己催眠法等具体的に説明されている。 大人のADDにも子供のADDにもよい本。 ●「オロオロしなくていいんだね!」 白井由佳著/花風社 著者自身がADHD。「NPO法人 大人のADD/ADHDの会」を設立した人でもある。 前半は、著者の子供時代のことから法人設立、その紹介といった内容。 後半は、家事、金銭管理、人間関係、仕事等のテクニックが紹介されている。 翻訳された本と違い、日本の実情に合った内容なのが良い。 ●「片づけられない人のための仕事の本」 リン・ワイス著/ニキ・リンコ訳/WAVE出版 タイトルの通り、ADDの人の仕事に焦点を絞った本。 ADDを3種類に分け、仕事の進め方、人間関係、向いている職業等を説明している。 (3種類→見た目にすぐわかる・内面でだけ混乱している・枠組に頼っている) 具体的に書かれていて、ADD傾向のある社会人にはオススメ。 ●「教えて私の『脳みそ』のかたち」 岡野高明、ニキ・リンコ著/花風社 副題は「大人になって自分のADHD、アスペルガー障害に気づく」 ADHDでASの翻訳家ニキさんと「大人のADD/ADHDの会」医療顧問の岡野先生の対談。 対談だけあって難しくなく読みやすい本。 ただ、ADDについて深く知りたい!という人が最初に読むには不向きかも。 ADDだけじゃなく自閉症にも興味がある人にはよい内容。 ●「十人十色なカエルの子」 落合みどり著/宮本信也 医学解説/東京書籍 副題は「特別なやり方が必要な子どもたちの理解のために」 学習障害・ADHD・アスペルガー症候群など発達障害全般について、 子供にもわかりやすく絵本形式で説明されている。 著者はアスペルガー当事者であるが、後半には専門家の医学解説もあり、 発達障害全般の入門書として、子供だけでなく大人が読んでもよいと思う。 ●「わかっているのにできない、やめられない」 中山玲著/花風社 著者は40代男性のADHD本人(エイメン式だと過集中型ADDとのこと) 「『わかっているのにできない』脳」(花風社)を参照にしている部分も多く、 あの本は量・質ともに読むのが大変だと思っている人は、 まずこの本を読んでみてもいいかも(笑)かなりかみ砕いて書かれているけど。 それだけでなく、自分の体験をふまえて症状への対応が書かれている。 難しくなく読みやすい本。 ●「どうして私、片づけられないの?」 櫻井公子著/大和出版 著者は新宿成人ADDセンターさくらいクリニック院長。 でも、難しい専門書ではない。 自分はADHDなのかなぁ?と思っている人が気軽に手にとって読める本。 副題は「毎日が気持ちいい!『ADHDハッピーマニュアル』」 片付け、時間、感情、身体、人間関係等の生活のこつが紹介されている。 ちなみにイラストも著者が描いている。先生、そんな特技があったのね(笑) |